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イメージの探求(たんきゅう) 光をあやつる写真家

写真でいて写真でないようなふしぎなイメージ。その世界をつくり出すアーティストがマン・レイです。真っ暗にしないといけない現像中(げんぞうちゅう)にうっかり光を入れてしまい「失敗(しっぱい)した」と思っていましたが、思わぬ表現技術(ひょうげんぎじゅつ)を発見しました。写真に写した人物の顔や髪(かみ)、体のラインが反転して、明るさや暗さ、色に変化(へんか)が表れています。それを「ソラリゼーション」と名づけ、多くの作品を制作(せいさく)しました。

またカメラを使わず、写真を印刷(いんさつ)する印画紙(いんがし)の上にいろいろなものを置(お)いて露光(ろこう)する(光を当てる)方法(ほうほう)「レイヨグラフ」もマン・レイの発明です。写真撮影(さつえい)で注意しなければならない光を逆(ぎゃく)にあやつることで、今までの写真にはない新しい世界が生まれたのです。当時この写真を見た人々は、どんなふしぎな思いをしたことでしょう。失敗は成功(せいこう)のもと。もしかすると、わたしたちも失敗から何かを発見するかもしれませんね。


Man Ray 『One Hundred Five Works, 1920-1934』
発行:Dover Pubns /1979年発行


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