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ワークショップレポート
日 時: 2009年3月30日(月)13:30〜17:00
場 所: ろうきんギャラリー心斎橋と
せんば心斎橋筋商店街(大阪府)
参加者: 11名
講 師: 天野憲一
(写真家・成安造形大学非常勤講師・
NPO法人彩都メディア図書館写真表現大学講師)
主 催: 財団法人たんぽぽの家

2009年3月30日に、大阪・心斎橋で世間遺産ワークショップを開催しました。参加者は7才から16才までの11人です。

■ワークショップスタート まずはレクチャーから

受付をすませ、プログラムスタート。
「世間遺産」とはなにか、という説明を受けたあと、講師の天野憲一さんからのお話を聞きます。テーマは「写真をみて発見しよう」。
いろいろな作品をみながら、「どうして撮ったんだろう?」
「どこにひかれてシャッターを押したのかな?」
と「みること」のトレーニングです。
その後、写真の撮り方についてアドバイスをうけました。
ポイントは、脇をしめること!準備ができたら、いよいよ撮影に出発です。

■撮影(さつえい)スタート 「梅の花」さんからの絶景(ぜっけい)

今回は、特別版として、せんぱ心斎橋筋協同組合事務局長の森さんが商店街を案内してくださいました。最初のお店は「梅の花」さん。ビルの21階から、大阪の街が見渡せます。遠くまでひろがる景色に、思わずシャッターを押す人がいっぱい。「いまも建設中のビルがいっぱいある。10年後には、もっと建物が増えて、景色も変わっているでしょうね」と森さん。


 その後も、せんば心斎橋筋協同組合事務所、サエラさん、味万さん、シモジマさん、三木楽器開成館さん、ビーズバザールさん、ルシアさん──など、全部で8カ所をまわりました。 途中、鴻池組さんからは新築ビルの工事現場についての説明をいただきました。

■気になったらとにかく撮影!


撮影後は、ろうきんギャラリー心斎橋に戻って、みんなの「世間遺産」の発表です。

■多すぎて選べないよ


 アートフラワー、おそば、天然石、いろいろなお店をまわるなかで、100枚以上の写真を撮影した人も!でも世間遺産に登録できるのは1枚だけ。みんな真剣に選んでいます。決めたら、シートにタイトルとコメントを記入。「ビルの上のきりん」「きらきらぼし」「まぬけがお」・・・同じところをまわっても、参加者ひとりひとり、それぞれの、発見があったようです。

■ちょっとドキドキ・・・みんなの前で発表

 お邪魔をさせていただいたお店からは、素敵なプレゼントをいただいたり、おそばの試食をさせていただいたりと、商店街のみなさまの人情味溢れるあたたかい歓迎をうけて、楽しい時間を過ごすことができました。
 ワークショップは一日だけですが、参加してくれたみんなが、これからも毎日のなかで、自分の目でみること、を楽しんでくれたらいいなと思います。

文:井尻貴子