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【写真の誕生(たんじょう) 1839-1900】
写真の発明
なんだかぼんやりしてはっきりとは見えないけれど、これは写真です。よーく見てください。部屋のまどから外の風景(ふうけい)を写したものです。じっと見てみると、家の屋根や木、道などが見えてきませんか。
この写真はなんと8時間も光を当てて撮影(さつえい)したもの。今のカメラで写真をとることにくらべると、考えられないくらい時間のかかることでしたが、これはすごい発見だったのです。
えんぴつや絵ふでを使って絵をえがくよりも、目の前の風景をもっとかんたんにえがくことはできないのだろうか? と研究をしつづけて完成(かんせい)したのがこの写真です。
ようやくできたこの写真は世界でもっとも古い1827年に撮影(さつえい)された写真です。その後1839年に写真をとる技術(ぎじゅつ)が確立(かくりつ)され、フランス政府(せいふ)によって世界の人々に伝(つた)えられていきます。ここから写真の時代がはじまります。
ニセフォール・ニエプスによって撮影された現存する最古の写真、1826年か1827年ごろ
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