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肖像画(しょうぞうが)からポートレート写真へ
発明された写真術(じゅつ)は、すごいスピードで世界に広まっていきました。それまでは特別(とくべつ)な人だけがえがかれていた肖像画(しょうぞうが)※に代わって、多くの人がポートレート写真(肖像写真)のモデルになりました。
しかし写真術(じゅつ)は発明されたばかりなので、撮影(さつえい)するのに数10分もかかります。その間に少しでも動いてしまうとぶれてうまく写らないため、頭が動かないように「首おさえ」という金具で固定(こてい)したりと大変(たいへん)でした。
時間もかかるし、じっとしなればいけない。そのため、はじめのころの肖像(しょうぞう)写真はにっこり笑(わら)っているものより真剣(しんけん)な顔が多いのです。
※肖像画(しょうぞうが)とは…人の顔や全身の姿(すがた)を写しとった絵や写真のこと。
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