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写真が日本にやってきた
ところで、日本に写真がやってきたのはいつごろなのでしょう? 写真術(じゅつ)が発明されてから3年後の1842年に、オランダの船からカメラが輸入(ゆにゅう)されたのが最初(さいしょ)だと伝(つた)えられています。その後、1853年にはペリーの黒船(くろふね)がやってくることによって日本は開国(かいこく)し、西洋の文化が日本に入りこむようになりました(文明開化(ぶんめいかいか))。こうして写真が多くの人々に知られ、とられるようになりました。
この写真は、ペリーの黒船に乗っていた写真師(し)、E・ブラウン・ジュニアが撮影(さつえい)したものです。大きなカメラの前に立って、動かないようにじっと緊張(きんちょう)しています。当時の人々はそっくりに写される写真を見て、たいへんおどろきました。そして、写真をとられると魂(たましい)までぬきとられる、といううわさまで流れたそうです。
日本最古の写真のひとつ。
「田中光儀像 1854年 Eliphalet Brown Jr撮影」東京都写真美術館蔵
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