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ふしぎな風景(ふうけい)
水辺(みずべ)の風景に配置(はいち)された流木(りゅうぼく)やりんご、キャンバスに鏡(かがみ)。大きな板はなんだか向こうの風景がすけて見えていますね。砂場(すなば)にさしてある流木はどの木が本物でどれが絵にえがかれているのかがわからなくなります。
ぼんやりながめていると青い空もうかんでいる雲も、水面のゆれも小さな石ころひとつ一つもすべてえがかれているように見えてくるからふしぎです。
この写真はコンピュータを使って加工(かこう)したものではありません。フォトアーティスト・小本章(こもとあきら)さんが、その場所に行き、実際(じっさい)に配置した流木(りゅうぼく)やキャンバス、鏡に絵筆でえがいたもの。そしてさいごにパチリと写真にとったのがこの作品です。
ⓒ小本章「奥琵琶湖 seeing 90-24」1990
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